伯耆は、鬼の土地だった。

Rekishi

歴史のはなし

日本最古の鬼退治伝説が残る山。鬼を斬った天下五剣の最古、童子切安綱。 鬼をおびき出したと伝わる笹巻だんご。
有名なのに、どんな話でどんな見た目か、意外と知られていない。 そんな伯耆の物語を一つずつ、案内人のうさぎとめぐっていきます。

うさぎが鬼に笹団子を差し出す型染め風の絵
  1. 01 案内人うさぎのはなし このサイトの案内人、旅人うさぎの自己紹介。鳥取とうさぎの縁と、このサイトの歩き方。
  2. 02 「伯耆」という名前のはなし — この町の名前は、国の名前 ほうき、と読めたらもう仲間。旧国名を背負った町の成り立ちと、鬼・刀・大山への入口。
  3. 03 鬼住山伝説 — 日本最古の鬼退治 孝霊天皇と大牛蟹・乙牛蟹。伯耆町に残る、日本で一番古いと伝わる鬼退治の物語。武器は団子と笹だった。
  4. 04 鬼住山、三つの物語(序)— 失われた絵巻 鬼の町・溝口。その伝説の大元を探したら、肝心の前半が失われていた。記録を探す旅の途中で出会った、出どころの違う三つの物語の話。シリーズ「鬼住山、三つの物語」のはじまり。
  5. 05 鬼住山、三つの物語(一)— 鬼の物語、その結末 弟は射られ、兄は許された。団子と笹の鬼退治には、あまり語られない結末がある。町じゅうに鬼が飾られている本当の理由。【伝承】
  6. 06 鬼住山、三つの物語(二)— 皇子の物語 ある旧家の家伝にだけ残る、もう一つの鬼住山。恋からはじまり、鬼は残らず従い、それでも皇子は帰らなかった。【文書記録】
  7. 07 鬼住山、三つの物語(三)— 人間の物語 現存する最古の文書に、鬼は出てこない。いたのは隣国の首長だった。震えて降参した男と、皇后の旅の話。【文書記録+学説】
  8. 08 鬼住山、三つの物語(終)— 山を歩く 物語から、地面へ。鬼塚、太刀洗の池、鬼守橋。伝説の舞台はぜんぶ実在する。そして宿題がひとつ——町の鬼の像は、どっちを向いている?
  9. 09 笹巻だんご — 鬼退治から続く味 鬼をおびき出したと伝わる笹巻き団子。伝説から今に続く郷土の味の話。
  10. 10 童子切安綱 — 天下五剣の最古、その見た目 酒呑童子を斬った国宝の名刀は、伯耆生まれ。超有名なのに、どんな見た目でどんな伝承か、意外と知られていない。
  11. 11 刀工・安綱と伯耆のたたら製鉄 なぜ伯耆で名刀が生まれたのか。答えは大山の砂鉄と、日野川と、たたらの火。
  12. 12 大寺廃寺の石製鴟尾 — 全国に三つだけの、石のシャチホコ 奈良に都があったのとほぼ同じ時代、大山のふもとに大きなお寺が建っていた。その屋根を飾っていた石の鴟尾は、現存例が全国でたった三つ。【史実】
  13. 13 大山道(溝口道)と牛馬市 — 祈りと牛が、同じ一本の道を通った 伯耆町は、大山への玄関口だった。溝口宿から大山寺へ続く参詣道は、お参りの人だけでなく、牛を曳いた博労たちも通った道。日本遺産にもなっている。【史実】
  14. 14 大山信仰 — 大山寺と大神山神社奥宮 山そのものが信仰だった。大山寺・大神山神社奥宮と、牛馬市でにぎわった門前の歴史。
  15. 15 倭文神社と出雲文化圏 伯耆国一宮・倭文神社。出雲とのつながりと安産信仰の話。
  16. 16 蛸舞式神事 — 海から一番遠い山で、蛸が舞う 日本三大奇祭のひとつ。山あいの福岡神社で、藁の大蛸を抱えた男が梁にしがみつき、ぐるぐると回される。なぜ海から遠いこの土地に、蛸の祭が残ったのか。【伝承+史実】
  17. 17 二部宿 — 出雲街道の、宿場の記憶を歩く 米子と溝口のあいだ、出雲街道沿いに二部という宿場町があった。Web上の情報は薄いけれど、地元に住んでいるからこそ歩いて確かめられるテーマ。【史実・現地補強予定】